本日は一日かけてマッタリと「聲の形」を鑑賞。いやー、やはり良いモノです。劇場で4度も観ているのにOPから鳥肌がたちました。脚本、作画、音楽、声優陣の演技。見事に噛みあって、現時点における京アニ作品の最高峰と云えるでしょう。個人的には「君の名は」と較べると、もっと興業収入が上であっても不思議はないと思うのですが(「けいおん」超えてるのだからそれだけでも凄いのですが)、テーマが重いモノだから一般層にまで食い込みきれなかったのかな?
地元民的な新しい発見は流石にもうありませんでしたが、京アニの徹底的なロケハンには改めて驚かされました。電車に乗ってるシーンで窓の外に流れた光景は、高校大学7年間通った路線の光景ですので、僅か十秒程度のシーンにまで拘るその再現度の高さは驚きを通り越して呆れてしますほどw。特典映像で聖地巡礼の光景が入ってましたが、あそこまで再現しているのだから、もっと沢山収録して欲しかったかな。映画宣伝特番の映像には養老天命反転地とかも出ているのだから、もっと聖地巡礼を捗らせる映像が欲しかったかも? 「君の名は」の方も聖地巡礼の特典映像が欲しいところですが、特典予告を観る限りなさそうなのは残念。
特典ディスクは他に劇場挨拶やスタッフインタビューなど豊富でした。唯一残念なのが、劇場挨拶に碧ちゃんが参加してないこと。普段とは違う碧ちゃんの演技が楽しめたので、演じた碧ちゃんの心境など聞いてみたいところでしたが。
ともあれアニメ史に残る作品には違いありませんので、劇場で観ていない方はレンタルでもいいので是非。個人的には文部省推薦をつけて、中高生にこそ見せるべきだと思ったりします。
自分も甥っ子姪っ子がもう少し大きくなったらこの作品を見せて「差別」や「虐め」というものについてちょっと考えて貰いたいと思ってます。